鍼　灸 of やまの鍼灸治療院

ハリ灸の保険取扱いが可能な病気は、痛みを主症とする慢性病で、医師による適当な治療手段がないものを適応疾患としており、現在６つの疾患が支給対象となっています。
病院などで医師の治療を受けてもその効果が現れない場合などに、鍼灸を行うことが適当との医師の同意があれば、その費用は健康保険の取り扱い対象となります。

○ホルモンや自律神経の乱れを調整
○血行を促進し、筋緊張を緩和
○痛みの緩和
○諸器官の機能を亢進又は抑制させ、又神経機能と循環機能との相乗作用により自律神経を介して、内臓諸器官を調節
○免疫力が高まるなど生体防御機構の強化

健康保険での適応疾患は、以下の６疾患となります。

1.神経痛　　　　：頭・胸・上肢・下肢などに痛み・痺れ(坐骨神経痛、肋間神経痛など)
2.リウマチ　　　：手・膝などの関節が腫れて痛む
3.頸腕症候群　　：首･肩･腕に痛み･しびれ
4.五十肩　　　　：手が挙がらない･手の痛み
5.腰痛症　　　　：腰の痛みや重だるさ
6.頸椎捻挫後遺症：交通事故等のむち打ちの後遺症等
　などの慢性疼痛疾患

下記は、WHO(世界保健機構)が定めたハリ灸適応症です。
<神経系疾患>
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー等
<運動器系疾患>
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症（骨折、打撲、むちうち、捻挫）等
<循環器系疾患>
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ等
<呼吸器系疾患>
気管支炎・喘息・風邪および予防等
<消化器系疾患>
胃腸病（胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘）・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾等
<生殖、泌尿器系疾患>
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎等
<代謝内分泌系疾患>
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血等
<婦人科系疾患疾患>
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊等
<耳鼻咽喉科系疾患>
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄膿症・咽喉頭炎・扁桃腺炎等
<眼下系疾患>
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい等
<小児科系疾患>
小児神経症（夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠）・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善等

以下の場合はハリ灸治療をすることはできません。
○急性伝染病、急性腹症
○重篤な心疾患
○悪性腫瘍、血友病、紫斑病、免疫不全症
○肺炎など高熱を発する疾患
○血圧が著しく高いあるいは低い場合
○酩酊時
○精神異常時
○その他重篤な状態にある場合

○病院で同じ疾患名（適応６疾患内）での治療を受けている場合（投薬のみも含む）の保険取り扱いは認められていませんので、注意が必要です。
○治療回数や期間についての制限はありません。
○施術時間は約１５分です。
○介護保険との併用は可能です。